大型二枚目君モデル機
1/30スケールモデル製作記

Part 5

本体ベース
模型全体のベースはシナランバーコア18mm厚の板材を組み合わせています。
もともとダイニングルームに資料本を置く為に、壁いっぱいに大きな本棚を作ったのですが、その残り材料です。
残りとは言っても幅1.8m、高さ2.4mに達する巨大な本棚の残りなので、充分なボリュームがありした。
初期投入コンベヤを収める地下ピットが付くので、その部分は切り欠いて、一部地中らしく工作してあります。
その上で、木端が目立たない様にする為、全面に1mmのプラ板を貼りつけました。


シナランバーのベニヤを組み合わせたところ

銘板
本体には、機械銘板を大きく作って仕様が判る様にしました。この銘板は本体ベースの空きの部分に、貼り付けて読める様に工夫しました。
銘板はアルミ板を切り出して加工し、その上に自作デカールを貼り、更に汚れ、デカール剥がれ防止の為に、透明アクリル板のカバーを着ける事にしました。
透明アクリル板はビス止めとして必要に応じて銘板の取り外しは可能です。


アルミ板にデカールを貼り付けたのですが、反射率が異なってしまいバレバレ。アルミ板いっぱいの大きさにすべきでした。

機械銘板
このコンベヤシステムの紹介銘板はステンレス製の物を特注しました。
模型では洋白板と、φ0.5mm洋白線の組み合わせとしています。
最初は半田で製作の予定だったのですが、どうにもうまく行かず、瞬間接着剤+スーパー液に切り替えました。


組みあがった銘板と自作デカール

  
完成品

社長フィギュア
大型二枚目君コンベヤデモ機の1/30スケールモデル。
一応の完成を見たのは2007年9月6日の事でした。
社用車に慎重に積み込んで、会社まで運び、4階の自分の部署のテーブルにまで運び上げ、仮組みすると、目ざとく見つけた連中がああでもない、こうでもないと早速意見をくれました。
皆一様に、「すごい!!」との賛辞でこれですっかり自信がもてました。

昼過ぎに社長が帰ってくると更なる大騒ぎが待っていました。

総務課長が
「なんで1/30スケールなんかにしたんだよぅ! 1/35スケールなら横に戦車置けたのに!!」
「戦車!?」(おいおい!)

「せっかくだから、比較の為にフィギュアが欲しいなぁ。」
「それだったら、社長のフィギュアが良いんじゃないか?」

PoserとMODELAで作ろうかと思ったのですが、どうにも思った様にポーズが作れない。
仕方なく近所の模型屋で探したところ、タミヤの「1/35スケール ドイツ指揮官セット」があったので購入しました。
(他にも外国製やら、サードパーティ製やらあったのですが、高くって・・・ どうせアンコにしかしないのでこれで充分です。)

当然ながら身長が足りないので、胴部、脚部を切断し、真鍮線を入れて延長。
それにポリパテを盛り付けて削りだす事にしました。
何枚かの社長の写真を見比べながら、少しずつ整形して行き、最後それらしくなった時には心から、バンザイ三唱しました。
両手はキットの物を加工し、それらしく後ろ手に組ませたのですが、思った以上に似ていて吹き出しました。
振替休日に作業をしたので、写メールで、課員の女の子に試しに送ってみると
「そっくりです。」と言われてすっかり自信が着きました。

翌日持って行くと、朝礼の時の社長そっくりで、見た人みんなが「似てる!似てる!!」と大騒ぎ。
以前、Auto Modeler's Cafeの店長さんに頼まれて、1/20の佐藤琢磨選手のフィギュアを製作して以来の、フィギュア製作でしたが何とかうまく出来ました。

  
マスターモデルはタミヤのドイツ指揮官セット(立ち寄った模型店に使えそうなのはこれしかありませんでした)
胴体と脚を延長しパテ盛りして形状を整えます。

  
胴体部の改造終了


  腕はキットのものを小改造して取り付け 


塗装開始

  
完成品

二枚目君製作記に戻る

前のページに戻る


トップページに戻る