KILLER-Z

2008年11月19日完成
1/12 Scale
全高 15cm

CUE DREAM JAM-BOREE 2008 に登場した、戸次重幸さん扮する『KILLER-Z』です。

前々から『水曜どうでしょう』や『ドラバラ』など、CUE関連のフィギュアを作ってみたかったのですが、女房のブログ仲間の方にいろいろお世話になったお礼に、何か彼女にプレゼントしたいと考えました。
そこで彼女が、大好きなチーム・ナックスのミスター残念!戸次さんネタで何かビックリさせられるものが出来ないか?と言う訳で、製作にチャレンジしました。

会場に足を運んで見た者にとっては、編集方針に大いに不満の残る内容ではあったものの、幸いな事に、CSでCDJ2008が放送され、今回の主役『KILLER-Z』についてはまあまあ資料的になんとかなりそうな映像がありました。

そこで、まずは、『KILLER-Z』の登場シーンから資料的に使えそうな場面の写真を撮ります。

ポーズはケンとタクマに気を送り、ふたりを痛めつけている姿としましたが、あれって本当はマスクを取る前でしたね。
でもこのポーズが一番『KILLER-Z』らしいので躊躇せず、ポーズは決定!!

次にバルサ材に下絵を書いて削り出しました。胴体、頭はほぼイメージ通りに削れたのですが、腕を取り付けて見ると、どうにもしっくりきません。

いろいろと考えだ挙げ句、3D人体ポージングソフトのPoserを使って、一度腕のバランスを確認してみる事にしました。

ところがこのPoser、以前のPCでは何の問題も無かったはずなのに、新しく組み直したPCでは、どう調整しても上手く表示してくれません。
いろいろと考えられる限りの事は試してみたのですが、どうにもなりませんでした。

OSがWindows Vistaにグレードアップした事が原因かも知れない。
ソフトの旧さが問題かと思い(以前はWindows2000を使用していました。)、Poserの最新版、Poser7を購入する事にしました。

試してみると、全く何事も無かったかの様にあっさり問題解決。

残念・・

よしよしと意気込んで早速、Poser7の男性ヌードモデルで『KILLER-Z』のポーズに取り掛かりました。
まあ『KILLER-Z』そのものがほとんど裸みたいなものなのでイメージ的には問題ありません。
次に、Poserで作ったデータをDXFデータに変換して保存し、AUTO CADでCAMデータに作り直します。

そして、このデータを以前、大型二枚目君モデル機のスケールモデル製作で活躍したModelaで切削加工する事にしました。
ただ僕のModelaは回転切削なんぞ出来ないので、データを上下に分割してそれぞれを切削加工する必要があります。
実は、これが意外に手間でした。

箱組した厚紙にレジンを流し込んでレジンブロックを作り、Modelaにセットして切削開始。
まず、下面から彫り出します。
荒削りではなんとも無かったのですが仕上げに掛かった際にトラブルが発生しました。
工程を早くしたくて荒削りは3mmのエンドミルで行い、仕上げ彫りは1mmのエンドミルとしたのですが、負荷が大きかった為か、ポッキリ折れてしまいました。



残念・・・・!



やむを得ず、3mmのエンドミルで仕上げ彫りをした上で、改めて、1mmのエンドミルで仕上げ彫りをしたのですが、上面を彫る為に、レジンブロックを再加工しようとベースを外して確認したところ、今度は、両面テープで貼り合わせてあるレジンブロックが外れてしまいました。




残念・・・・・・・・!!




このまま作業続行は不可能なので、レジンブロックを作り直して再挑戦。
ところが、おかしな事にデータ通りに彫ってくれません。
仕舞いにはレジンブロックを突き破り、ガリガリとベースの鉄板を傷つける始末。






残念・・・・・・・・・・・・!!!






仕方なく、設定を変えて、やっとこさ、下面を彫り終わり、上面を彫り始めたところ、3mmのエンドミルがベースの鉄板を突いた際、先端を痛めていた様で、レジンブロックを削る事が出来ず、あえなく切削失敗。








残念・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!








3mmのエンドミルも予備が無いので顔と腕、手を別データで起こして1.5mmのエンドミルで彫り直しする事にしました。
胴体は3mmのエンドミルを購入した上で再度彫り直ししました。

ようやく立体にはなったものの、良く見るとなんか変です。








やっぱり、残念・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!








よくよく考えて見ると、Poserのモデルは八頭身と言う、やや現実離れした体型の為、このままでは使えない事が判明。
戸次さん、スタイル良いけど、さすがに八頭身と言う訳では無いですから。(日本人の場合、良くて7.5頭身が良いとこです。)
結局、時間も無いので、全体を肉盛りする事にしました。

しかし、頭の比率だけはどうにもなりません。
いろいろ調べてみると、Poserの発売元に東洋人のデータがあるのが分かりました。
早速、購入する事にし、顔だけ別データとして再切削する事にしました。

ボディ切削完了



身体の方は、いつもどおりにポリパテを盛っては削り、盛っては削りでようやく少しはらしくなりました。

しかし、全体像のバランスの確認をしたい。

そう思っていたら、取っておきの資料が見つかりました。

『THE QUIZ SHOW』のエピソード6の冒頭に彼が素っ裸で登場するシーンがあったのです。

これは後姿でしたが、なんと・・・・、

『おにぎりあたためますか』の三重、滋賀編で戸次さん素っ裸で股間に巨大な黒丸と共に仁王立ちのシーンがありました。

おおっ! 戸次さん、これはこれはなんと、タイミング良く・・・・ありがとうございます。

おかげで、ようやく全体像がつかめました。

ようやく、苦労のかいあってボディ完成。
顔は一度切削したものの、少し大きすぎました。
データを修正して再切削。

  

全体のバランス確認  顔は似てるかなあ????


やっとボディに見合った大きさになりました。
顔はいろいろな写真を見比べて修正しましたが、ハンサム顔なのに、これと言ったアクのない顔なので、大苦戦。
なんとか塗装で誤魔化せる程度には似せたつもりですが、果たしてどうなる事やら。

それでもボディに取り付けて見ると、う〜ん 案外、似てるかも・・・・・・・・?


次は、パンツの製作です。

パンツは、ボディにしるしをつけて、周りをマスキングテープで保護した上でラッカーパテを薄く盛り付けて整形します。
お尻には、マイクの無線機が入っているので、これもプラ板をカットしたものを貼り付けた上からラッカーパテを盛り付けます。
パンツの皺はそれらしく彫刻しました。

実は『KILLER-Z』の左のお尻には『絆』というアザがあります。
出来る事なら書き込みたいけど、さすがにパンツはめくれないしなぁ・・・・・。

股間には羽根の生えたご立派な金隠しが着いているので、これも資料写真を参考に製作します。
少しは期待できる作りになってきました。

背中には無線機のコードが、ヘルメットのピンマイクに伸びており、そのコードの一部はテープで背中に貼り付けてあります。
コードは伸ばしランナーで作って、その上からマスキングテープを幅切りしたものを貼りました。
後にシリコンゴム型を取った際に、マスキングテープの一部が剥離してよりリアリティを増してくれました。

パンツの製作

いよいよ、『KILLER-Z』最大の魅力、プロテクター(甲冑?)の製作です。
ボディ全体にサーフェーサーを吹き付けてあり、接着の心配は無いので、直接ポリパテを盛り付けては削ってゆきます。
胸、両脚、両腕と少しずつ盛っては削り、盛っては削りの繰り返しです。

    

プロテクターの製作過程 (その1)

    

プロテクターの製作過程 (その2)

ひと通り、形が出来た上で、CDJのVTRで確認してみました。

すると、幾つかの間違いが・・・・・。

胸のプロテクターの脇の形状、各プロテクターの端部の処理、肩の部分の組み合わせなどに解釈間違いがある事が解り、改造、修正しました。

中でも、靴は映像での登場シーンと、実際に舞台に登場した際とでは全く違うものを履いている事が判明しました。
映像で登場する際にはつま先が尖った靴なのですが、舞台に登場した際には、つま先は普通の靴になっています。
どうやら、舞台ではアクションシーンがある為に、他の出演者を傷つけない為にも、危険な尖ったつま先を止めた様です。
どちらにするのか迷いましたが、やはり、映像の方が『KILLER-Z』の本来の姿だろうと想像し、こちらを採用する事にしました。
プロテクターの素材は不明ですが、表面は意外に凸凹した様子なので、考えた末、グンゼの汚し塗料を塗って見ました。
でもちょっと、やりすぎた様です。

  

プロテクターの製作過程 (その3)
(結局、汚し塗装の大半は除去する事にしました)

マイクは、5mmのプラ棒から卓上旋盤で削り出しました。
長さ20mmほどなので、加工は大変ですが、仕上がりには満足しています。

  

マイクの製作

プロテクターと並んで、『KILLER-Z』を特徴付けているヘルメット(兜?)はレジンの丸棒を卓上旋盤で大まかに削り出したものを加工しました。
最初はどうにも変ちくりんで、どうなることかと悩みましたが、なんとかうまく形になりました。
角は厚紙で形どったものにポリパテを盛っては削りのいつもの作戦です。

    

ヘルメットの製作 (その1)

    

ヘルメットの製作 (その2)

一応、完成させた後、写真をチェックしたところ、正面から見た際に少し角度がおかしかったので、根元を少し削って付け直しました。
裏はギリギリまで薄く削ってみたのですが、果たしてこんなに薄くして型抜き出来るのか、ちょっと不安ではあります。
このヘルメットのもうひとつの魅力!前楯のエンブレムはプラ板を加工しました。
取り付けて見ると良い感じ!

PoserのデータをModelaで切削した手は、実にいい出来でほとんど修正の必要がありませんでした。

  

ようやく完成した原型

原型がようやく完成しました。

チームナックスのフィルムツアーまで、あと3日半。
土曜日はほとんど徹夜で原型完成までこぎつけました。
フルに1日使えるのは、この日曜日のみ。
さあ、果たして間に合うのか?

今回の製作にあたって、新しい事をいくつかトライしてみました。
そのうち、一番重要だったのは遠心脱泡機の導入でした。

いままで複製を取る際に、レジン内に残る気泡に悩まされていましたが、遠心脱泡機か真空脱泡機の導入でかなり軽減されるだろうとの見通しはありました。
しかし、市販品を手に入れるにも10万円以上する高価な機械ゆえ導入する事が出来ませんでした。
いろいろ、調べたところ、安価に遠心脱泡機を作っているサイトを発見。
そのサイトの情報を基に遠心脱泡機を自作する事にしました。

材料は既に入手していたので、あとは組み立てるのみ。
でも、いまこの時間が無い状況でする事か?

運頼みで製作開始。

出来なければ当日までに仕上がらないだけさ・・・・

そう腹をくくって製作開始。

まずは、原型を一部分割。
両腕と、両脚は切り離し、ほぼ4グループになる様にし、型取りブロックで+型に組み立てた中に配置して、ゴム型を作りました。
本来ならば円形に型を作るべきなのですが、シリコンゴムを流す丁度良いサイズのパイプが入手できず、取り敢えずプロペラだって丸く回るんだから大丈夫と自分に言い聞かせ、この形にしました。
最初は単なる長方形にしようと思ったのですが、思った以上にボリュームもあり、結局この形に落ち着きました。

ゴム型の製作

中心のレジンのブロックは、紙コップに溜まったレジンの残りの流用。
でも、これは後の苦戦の原因になりました。
上板にレジンが貼り付いてしまい、それを外すのに一苦労しました。

遠心脱泡機を使ってみての感想は、今までに比べると格段に気泡の抜けは良くなりました。
ただ、やはり、型の取り方には、それなりのノウハウが必要な事が判りました。

回転数も、スライダックコイルコンデンサの導入で落とせるようにしたものの、サイトに書いていた回転数よりは上げた方が良い結果が得られました。
多分型の問題でしょう。
ENSINGさんのサイトには本当にお世話になりました。

複製の完成

そんな苦労を繰り返し、レジンの型抜き完了。
取り敢えず3体分を確保しました。

原型が、思った以上の出来に仕上がったので、これは是非『KILLER-Z』本人にも見て頂きたい。
せっかくフィルムツアーに行くのだから、プレゼントとして『KILLER-Z』の当事者である戸次重幸さんにお贈りしたいと考えました。

ガンダムおたく、それにフィギュア好きとの情報もあるので、きっと、彼なら楽しんでくれる筈・・・・


そこで、女房がお世話になったMさんの分の他に、シゲちゃん用を準備する事にしました。

もう一体は、当日お会いするTさんにプレゼント出来るかなと準備。

型抜きは数回のトライアルを繰り返しました。
ただヘルメットと、マイクだけは1回うまく抜けていたので1組余分に出来ていました。


月曜日、各パーツのバリ取りとパーツの合いを確認。

本来ならば、腕と脚の取り付け位置を検証して、原型をバラした際にうまくはめ込める様にすべきだったのですが、とてもそんな時間的な余裕はなく、取り急ぎ組み立てられる様にした為に、合い具合の確認にかえって時間を掛けざるを得ませんでした。

しかも、組み立ててみると、うまく立たないものが出る始末。

何度かトライして瞬間接着剤で着けたものを、着けては外し、削り合わせて調整して、また着けては外しの繰り返し、そのうち誤って机の上から落としてしまい、バラバラ事件まで発生。

立ち姿をうまく作るのに時間を浪費してしまいました。


火曜日の夜、仕事帰り、泣いても笑っても、残りあと18時間。
下地の処理は終わっていたので、サーフェーサー吹きをして、まずは下地塗装。
そのあと明け方3時までかかって、本体の肌色と、プロテクターの塗装は終了させました。


そしてフィルムツアー当日。

朝、7時に起き出して、寝不足ながらさっそく塗装開始。

『N43°』の会場である『Zepp Osaka』は南港北なので阪神高速で我が家から約40分程度で着きます。

Mさん達とは13時過ぎの開場後に待ち合わせとの事なので、12時過ぎに出発すれば何とかなりそうです。

残り時間5時間足らず。

やるだけやるしかない・・・・。


プロテクターの縁は、タミヤのエポキシ系カラーを調色し、プロテクター本体よりも少し濃い色に仕上げて塗装。
これならはみ出しても後からふき取れます。

ヘルメットの角、パンツもタミヤのエナメルカラーのゴールド。

Mr.カラーの金属カラーにしようかと考えたのですが、これは後処理が必要になるので却下。


女房に頼み込んで箱組みと箱のステッカーを貼ってもらいました。

パッケージ

CUE DREAM JAM-BOREE 2008
1/12 Scale Figure Series Vol.1なんて書いてます。
本当は横にフィギュア・シリーズの写真や『KILLER-Z』のプロフィールを入れたかった・・・・



シゲちゃんに送るべく、いきさつと応援メッセージを兼ねた手紙を書く事にし、これも女房に依頼。
筆記してもらって、数度校正したものをWardで文章化し、印刷して完成。

更に、フィギュア台の銘板のデカール貼りも依頼。
うまく貼ってもらえてほっとしました。


さて、パーツの塗装をしようとしてふと見ると、

「ん!?」

「ワイヤレスマイクが無い!!」


塗装の為に取り付けてあった両面テープの接着力が弱かった為か、ひとつだけ行方不明・・・・。

予備品として置いてあったパーツも昨日、もういらないやと、処分してしまった・・・・!

このままでは2体しか出来ない!


すみません。

Tさん。またの機会にさせてください。

取り敢えず、2体のみとして、完成を急ぐ事になりました。

顔の塗装は神経を使うところです。
でもなにしろ時間がない。

出来る限りの努力はしたけど、似てないかも・・・・・

ごっ、ごめんなさい。

シゲちゃん。

ファンの皆さん!!






時は11時。

残る作業はパーツの取り付け。


マイク、プロテクターの取り付けバンド、吊りひも、チェーン、ピンマイク、コード等など。

ヘルメットを取り付けようとした際に、接着剤がない事が判明。

慌てて、ちょうど昼食の買い物に出た女房の携帯に連絡。
ゼリー状瞬間接着剤を買ってきてもらいました。


プロテクターの取り付けバンドは、マジックテープか、ゴムバンドの様なので、黒い裏地に両面テープを貼り付けて細く切り出して接着。

吊りひもは、最初黒糸を加工しようとしたのですが、うまく行かず、急遽、フィギュア台に着いていた黒いランナーを伸ばして使う事にしました。


ここまで仕上げて、時間は11時50分・・・・。

完成品の写真撮影も時間がないので女房に依頼。
彼女は楽しみながらデジタル一眼レフで撮影してくれました。



個人的には3体揃い踏みして、

「無想転生!」

(From『北斗の拳』)

いや、

「アチョー転生!」、

(From『アチョーの拳』by『ハナタレナックス』って誰が知ってんのよ・・・・)

ならぬ、

「キラー転生!」




なんてジョークを飛ばして

「よっ! さすがは殺人拳伝承者!」

なんて声を掛けたかったのですが、間に合わず、あっけなく時間切れ。

幻の『キラー転生!』


すでに時間は12時・・・・

後は何?

チェーン!

チェーンはアクセサリー用チェーンをカットして瞬間接着剤とスーパー液の組み合わせで貼り付け。

取り付け金具を作りたかったのですが、これもかなわず。




後は、えーと

ピンマイク!?

伸ばしランナーの端の方を加工して、ゼリー状瞬間接着剤を玉状に着けて接着。

一つ目は成功。

でも、
二つ目は・・・・、

手元が狂ってなかなか着いてくれない。

早く着いてくれ











ふ〜っ

ようやく完成。

『KILLER-Z』完成写真


表情のクローズアップ
(熱心なシゲファンの皆さん ごめんなさい! いまいち似ていません・・・・)


本物はどちらだ!

時間は12時20分。

フィギュア台とフィギュアをそれぞれ袋に入れ、箱に納め、梱包材をつめて、作業完了。


オールクリア。


忘れ物はないかと、家の中をひととおり確認した上で会場に出発です。

片付ける暇も無く、居間のテーブルの上はさながら『片付けさん』にご登場して頂きたいほど・・・・すざまじい様相。

あっ!

僕の部屋のほうがもっと酷いか・・・・・





めざす、『Zepp Osaka』は、大阪南港の北側にあり、インテックス大阪、ATC、WTCなどの近くです。

我が家からの場合、阪神高速湾岸線に出るまでの方が時間がかかります。

高速入口にたどり着いたのが12時50分すぎ。

高速に乗って気づくともう南港でした。

『Zepp Osaka』の場所を探すのに少し手間取り、更に駐車場を探すのに更に手間取り、会場にたどり着いたのは13時20分。

前日も来ていた女房が、
「確かどこかにプレゼントを預ける場所があると思うのだけど・・・」
と探しますが、判りません。

会場の入り口近くにいたスタッフの方に聞くと、トイレ近くの台の上でした。

係りの方も誰もいないので、正直判り難かった・・・。

シゲちゃんへのプレゼント分を置き、次はMさんに渡さなきゃ、と思っていると、

女房を見つけて一人の女性が寄ってきました。
「おひさしぶりです。」
女房に
「ひょっとしてTさん?」
って聞くと、

Tさん「お世話になってます。」

家では隠れシゲファンのTさん(隠れキリシタンみたい・・・)なので、今回、間に合わなかったけど、フィギュアを見せると、

「欲しいです〜〜〜。」

ハイ! プレゼント決定!

でも少々お待ちください。

必ずワイヤレスマイク作って、完成させますので・・・・


次にMさん発見。

そしてフィギュアをプレゼント。

紙袋の中にある『KILLER-Z』と書いてある箱を見て

「え!? 何!??」

と怪訝そうでしたが、箱を開けてビックリしてました。

「これ、ブログにアップしても良いですか?」

「もちろんですよ!」


女房が苦労話を披露してました。

「よしよし、これで任務達成!」



疲れてはいたけど、やり遂げた達成感で、本当にすがすがしい気持ちで映画を鑑賞できました。
映画の方は、メンバーそれぞれに個性的な作品を作っていて、充分に楽しめました。

終了後の、アフタートーク。

少し期待をしたのですが、そこではフィギュアネタに触れられる事も無く終わりました。

「帰ろうか。」
女房に声をかけ、とにかくシゲファンのMさんの反応が見れただけでも楽しめたなあと、車に乗り込みました。


車を出そうとしたその時、携帯の電源を入れた女房が、
「あれ、フォトダイがアップされてる・・・」

「シゲちゃんだ・・・・。」

次の瞬間

「あっ!!」

「見て! 見て!! 見て!!!!」


そこには、『KILLER-Z』のフィギュアを手にして、これ以上は無い最高の笑顔を見せるシゲちゃんが・・・・

ありがとう、シゲちゃん。

最高のお礼をありがとう。

疲れきっていたけど、この写真に本当に癒されました。

本当にありがとう・・・・・。







更に大きなサプライズが・・・・

スタッフの方がわざわざ背面の写真をアップしてくれていました。

パンツに仕込んだ無線機と、ワイヤレスマイクの事が書かれていました。

そうなんです。

彼等スタッフの方々の汗と、涙と、努力なくしては、楽しい舞台は成り立たない。

裏方に徹している方の努力もにじみ出るものを作りたい・・・・・。

だから、出来るだけ生身のシゲちゃんに近い姿をフィギュアにしたかったんです。

でも、これに気付いてくれるなんて、うれしいなぁ。

キット化はアリ?









その後、フォトダイに続々とコメントが・・・・

”あれ売り物なんですか?”

”シリーズで、Mr.X、ケンとタクマ、ちょび髭MORY、それに総帥が欲しい”
なんてのがありましたが・・・・
(おいおい、どストライクじゃ・・・・、僕も欲しい・・・・)
(総帥を作りたいんだけど、詳細が判る映像が是非欲しい・・・・CSのVTRでは顔のアップばかりでさっぱり判らない・・・。)

”もし、商品化されたら欲しい・・・・”
なんていうものも・・・・


CUEさんから、フィギュア商品化のお話があれば、本当に是非やりたいです。

あと、『水曜どうでしょう』や、『ホワイトストーンズ』なんかも・・・・・ね。

でも、一品物なので多分お値段は高くなってしまうでしょう。



注)今回、製作したのはあくまで友人の為のジョークです。

版権は当然ながらクリエイティブ・オフィス・キューに所属します。

ですから、双熊堂本舗、及び、クリエイティブ・オフィス・キューに問い合わせはしないでくださいね。

お願いします。


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