F1CD-011A
ウィリアムズ・ホンダFW09 (Williams HONDA FW09) 1983〜1984年
実車について
Williams HONDA FW09 1983〜1984年
ホンダF1第二期最初の勝利を挙げたマシン。
ターボ全盛となってきたこの時期、強力なパワーを発揮するターボエンジンに対して、衝立の様な巨大なリアウィングを取り付けた、およそ空力とは無縁の様なマシンが次々にデビューしました。FW09もご多分に漏れずそうしたマシンのひとつです。既に、幾つかのチームはカーボンコンポジットモノコックの採用を開始していましたが、Williamsチームのシャーシ開発はこの当時やや遅れをとっていて、ボディーはアルミハニカム製のモノコック製です。前作FW08に比べるとモノコックは強化された様ですが、あまりに強力なターボパワーの前には全くの強度不足でした。しかも、この次期のホンダターボエンジンはパワーはあったもののピーキーな、いわゆるドッカンパワーのターボエンジンでとても扱いにくい物でした。しかしながら、初優勝が出来たのは酷暑のダラスで最後まで走りきったケケ・ロズベルグの体力の賜物だったと言われています。
デザイン的には冴えないFW09ですが、個人的には巨大なリアウィングと、ごつごつとした無骨な姿が魅力的に感じます。
デザイン パトリック・ヘッド ドライバー ジャック・ラフィー、 ケケ・ロズベルグ
戦績 (1983〜1984年)
1983年 | 5 ジャック・ラフィー | 6 ケケ・ロズベルグ | ||
予選 | 決勝 | 予選 | 決勝 | |
南アフリカGP | 10位 | リタイア | 6位 | 5位 |
1984年 | 5 ジャック・ラフィー | 6 ケケ・ロズベルグ | ||
予選 | 決勝 | 予選 | 決勝 | |
ブラジルGP | 13位 | リタイア | 9位 | 2位 |
南アフリカGP | 11位 | リタイア | 2位 | リタイア |
ベルギーGP | 15位 | リタイア | 3位 | 4位 |
サンマリノGP | 15位 | リタイア | 3位 | リタイア |
フランスGP | 12位 | 8位 | 4位 | 6位 |
モナコGP | 16位 | 8位 | 10位 | 4位 |
カナダGP | 17位 | リタイア | 15位 | リタイア |
デトロイトGP | 19位 | 5位 | 21位 | リタイア |
ダラスGP | 24位 | 4位 | 8位 | 優勝 |
イギリスGP | 16位 | リタイア | 5位 | リタイア |
西ドイツGP | 12位 | リタイア | 19位 | リタイア |
オーストリアGP | 11位 | リタイア | 9位 | リタイア |
オランダGP | 8位 | リタイア | 7位 | 8位 |
イタリアGP | 13位 | リタイア | 6位 | リタイア |
ヨーロッパGP | 14位 | リタイア | 4位 | リタイア |
ポルトガルGP | 15位 | 14位 | 4位 | リタイア |