F1CD-025B

マールボロ・マクラーレン・ホンダMP4/7 (Marlboro Mclaren HONDA MP4/7)



実車について

 
Malboro Mclaren HONDA MP4/7  1992年

 1992年、序盤の2戦を旧型のMP4/6Bで闘ったマクラーレンでしたが、ハイテクの限りを尽くしたウィリアムズFW14Bに全く歯が立たず、第3戦ブラジルGPに新型MP4/7を投入します。MP4/7はマクラーレン初のセミオートマチックギアボックスを備えたマシンでした。また、モノコックのカーボンファイバーモノコックがそれまでの雄型成型方式から、雌型成型方式に変更されました。その為、従来とはカーボンファイバーの構成が異なり、編みこみタイプのカーボンファイバーが多用されています。モナコで幸運な一勝を挙げ、ようやくセナは優勝戦線に復帰しますが、その後はリタイアが続き3勝するのが精一杯。開幕5連勝、その後も優勝戦線を突っ走るノリに乗ったナイジェル・マンセルにチャンピオンを奪われてしまいます。
 シーズン終了と共にホンダも撤退。その発表の際、涙を見せながら走り去るセナの姿が印象に残ります。数々の勝利を挙げ、栄光のホンダ第二期も10年目のこのシーズンで終わりを遂げました。
  

 デザイナー ニール・オートレイ
 ドライバー アイルトン・セナ
、ゲルハルト・ベルガー

戦績 (1992年)

1992年 1 アイルトン・セナ 2 ゲルハルト・ベルガー
予選 決勝 予選 決勝
ブラジルGP 3位 リタイア 4位 リタイア
スペインGP 3位 9位 7位 4位
サンマリノGP 3位 3位 4位 リタイア
モナコGP 3位 優勝 5位 リタイア
カナダGP 1位 リタイア 4位 優勝
フランスGP 3位 リタイア 4位 リタイア
イギリスGP 3位 リタイア 5位 5位
ドイツGP 3位 2位 4位 リタイア
ハンガリーGP 3位 優勝 5位 3位
ベルギーGP 2位 5位 6位 リタイア
イタリアGP 2位 優勝 5位 4位
ポルトガルGP 3位 3位 4位 2位
日本GP 3位 リタイア 4位 2位
オーストラリアGP 2位 リタイア 4位 優勝



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