F1CD-016C

JPS ロータス・フォード78 (JPS LOTUS FORD 78) 1977〜1978年
実車について
JPS LOTUS FORD 78 1977〜78年
史上初のウィングカー。コーリン・チャップマン率いるチーム・ロータスが開発したこのマシンは、その登場により他のF1マシンを時代遅れにしてしまう程のインパクトを持つマシンでした。それは、サイドポンツーン内部をウィング形状とし、その両端にはスカートが取り付けられ、路面とそのウィング間の空気の流速差を利用して車体を路面に押し付けると言うもので、この構造により、コーナリングスピードが飛躍的に向上しました。それまで前後のウィングにより車体を路面に押し付けていたのに比べるとより面積の大きなサイドポンツーンを利用する事で圧倒的なダウンフォースを得る事が出来たのです。
John Player Specialのスポンサードを受けていた事から、当時はJPS TypeVといっていました。
登場した1977年には機械的なトラブルが多く、優勝か、リタイアかといった、早いもののなかなか結果が得られないシーズンを過ごしますが、翌年新型のType79の登場により、マリオ・アンドレッティをチャンピオンに導きます。
デザイナー コーリン・チャップマン(指揮)、トニー・サウスゲート、ラルフ・ベラミー、ピーター・ライト、マーティン・オグルビー他
ドライバー マリオ・アンドレッティ、グンナー・ニルソン(1977年)、ロニー・ペテルソン(1978年)、ヘクトール・レバーク(プライベーター)
戦績 (1977〜1979年)
| 1977年 | 5 マリオ・アンドレッティ | 6 グンナー・ニルソン | ||
| 予選 | 決勝 | 予選 | 決勝 | |
| アルゼンチンGP | 8位 | 5位 | 10位 | 未スタート |
| ブラジルGP | 3位 | リタイア | 10位 | 5位 |
| 南アフリカGP | 6位 | リタイア | 10位 | 12位 |
| USA西GP | 2位 | 優勝 | 16位 | 8位 |
| スペインGP | 1位 | 優勝 | 12位 | 5位 |
| モナコGP | 10位 | 5位 | 13位 | リタイア |
| ベルギーGP | 1位 | リタイア | 3位 | 優勝 |
| スウェーデンGP | 1位 | 6位 | 7位 | リタイア |
| フランスGP | 1位 | 優勝 | 3位 | 4位 |
| イギリスGP | 6位 | 14位 | 5位 | 3位 |
| 西ドイツGP | 7位 | リタイア | 9位 | リタイア |
| オーストリアGP | 3位 | リタイア | 16位 | リタイア |
| オランダGP | 1位 | リタイア | 5位 | リタイア |
| イタリアGP | 4位 | 優勝 | 19位 | リタイア |
| USA東GP | 4位 | 2位 | 12位 | リタイア |
| カナダGP | 1位 | 9位 | 4位 | リタイア |
| 日本GP | 1位 | リタイア | 14位 | リタイア |
| 1978年 | 5 マリオ・アンドレッティ | 6 ロニー・ペテルソン | 25 ヘクトール・レバーク | |||
| 予選 | 決勝 | 予選 | 決勝 | 予選 | 決勝 | |
| アルゼンチンGP | 1位 | 優勝 | 3位 | 5位 | 25位 | 予選落ち |
| ブラジルGP | 3位 | 4位 | 1位 | リタイア | 22位 | リタイア |
| 南アフリカGP | 2位 | 7位 | 11位 | 優勝 | 22位 | 10位 |
| USA西GP | 4位 | 2位 | 6位 | 4位 | 28位 | 予選落ち |
| モナコGP | 4位 | 11位 | 7位 | リタイア | 28位 | 予選落ち |
| ベルギーGP | 7位 | 2位 | 29位 | 予選落ち | ||
| スペインGP | 20位 | リタイア | ||||
| スウェーデンGP | 21位 | 12位 | ||||
| フランスGP | 29位 | 予選落ち | ||||
| イギリスGP | 21位 | リタイア | ||||
| 西ドイツGP | 18位 | 6位 | ||||
| オーストリアGP | 18位 | リタイア | ||||
| オランダGP | 20位 | 11位 | ||||
| イタリアGP | 5位 | リタイア | 25位 | 予選落ち | ||
| USA東GP | 23位 | リタイア | ||||
| カナダGP | 26位 | 予選落ち | ||||