F1CD-006A

フェラーリ F399 (Ferrari F399) 1999年

実車について

 
Ferrari F399 1999年


 
1996年にチャンピオン ミハエル・シューマッハを獲得してから、フェラーリは意欲的にマシンの改良を進めました。
しかし、勝負の年と位置づけた1998年、エイドリアン・ニューウェイの移籍したマクラーレンの後塵を拝し、MP4/13にコンストラクターズ・チャンピオンを、そしてミカ・ハッキネンにドライバーズ・チャンピオンを奪われてしまいます。
 そうして迎えた1999年。フェラーリはロリー・バーンとロス・ブラウンのタッグでマシン開発を進め、前年以上に開発を推し進めます。その結果、マクラーレンを凌ぐ速さを身に着け、ようやくチャンピオンを狙える位置についた途端、イギリスGP決勝でミハエル・シューマッハがレース中にタイヤバリアにクラッシュ。右足を骨折してしまいます。
 そんな中、代わってチームを託されたエディ・アーバインは確実にポイントを重ね、更に途中参加したミカ・サロも大活躍をしてチームにポイントをもたらします。
その結果、ドライバーズ・チャンピオンは譲ったものの、フェラーリに16年ぶりのコンストラクターズ・チャンピオンをもたらしました。
 でもうがった見方をすれば、最終戦 日本GPでチームがわざわざミハエル・シューマッハを出走させたのは、この年フェラーリを去るエディ・アーバインのチャンピオン阻止の為だった様な気がしてなりません。もしもエディ・アーバインがチャンピオンを取っていたら、F1界はもっと面白くなったかも知れないと思っているのは私だけでしょうか。


 
デザイナー ロリー・バーン、ロス・ブラウン  ドライバー ミハエル・シューマッハ、エディ・アーバイン、ミカ・サロ

戦績 (1999年)

3 ミハエル・シューマッハ 4 エディ・アーバイン 3 ミカ・サロ
予選 決勝 予選 決勝 予選 決勝
オーストラリアGP 3位 8位 6位 優勝
ブラジルGP 4位 2位 6位 5位
サンマリノGP 3位 優勝 4位 リタイア
モナコGP 2位 優勝 4位 2位
スペインGP 4位 3位 2位 4位
カナダGP 1位 リタイア 3位 3位
フランスGP 6位 5位 17位 6位
イギリスGP 2位 欠場 4位 2位
オーストリアGP 3位 優勝 7位 9位
ドイツGP 5位 優勝 4位 2位
ハンガリーGP 2位 3位 18位 12位
ベルギーGP 6位 4位 9位 7位
イタリアGP 8位 6位 6位 3位
ヨーロッパGP 9位 7位 12位 14位
マレーシアGP 1位 2位 2位 優勝
日本GP 1位 2位 5位 3位

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