F1CD-017A

フェラーリ F187/88C (Ferrari F187/88C) 1988年

実車について

 
Ferrari F187/88C 1988年


 
ターボエンジン最後のシーズンであった1988年、ホンダパワーを得てひとり勝ちの感のあったマクラーレンに唯一土を着けさせたマシン。それがこのフェラーリF187/88Cです。1.5リッターV6ターボエンジンを搭載し、パワーはあったのですが、ホンダエンジンに対しては燃費で劣り、その為、いくつものレースで好走するも常に苦杯を舐めさせられました。ドライバーは前年に引き続き、ミケーレ・アルボレートとゲルハルト・ベルガーのコンビでしたが、エース格であったアルボレートは事実上降格し、ゲルハルト・ベルガーがエース格とされました。
この年、F1のみならずレーシング界、自動車業界にも大きな影響を与えたエンツォ・フェラーリが永眠しました。そしてその後のイタリアGPで奇跡は起きたのでした。
開発に携わった技術メンバーが次々にチームを去る等、当時のフェラーリらしいお家騒動にも見舞われたマシンです。


 
デザイナー ハーベイ・ポスルズウェイト  ドライバー ミケーレ・アルボレート、ゲルハルト・ベルガー

戦績 (1988年)

27 ミケーレ・アルボレート 28 ゲルハルト・ベルガー
予選 決勝 予選 決勝
ブラジルGP 6位 5位 4位 2位
サンマリノGP 10位 18位 5位 5位
モナコGP 4位 3位 3位 2位
メキシコGP 5位 4位 3位 3位
カナダGP 4位 リタイア 3位 リタイア
USAGP 3位 リタイア 2位 リタイア
フランスGP 4位 3位 3位 4位
イギリスGP 2位 17位 1位 9位
西ドイツGP 4位 4位 3位 3位
ハンガリーGP 15位 リタイア 9位 4位
ベルギーGP 4位 リタイア 3位 リタイア
イタリアGP 4位 2位 3位 優勝
ポルトガルGP 7位 5位 4位 リタイア
スペインGP 10位 リタイア 8位 6位
日本GP 9位 11位 3位 4位
オーストラリアGP 12位 リタイア 4位 リタイア

前ページに戻る

前ページに戻る(会員)